市川大河の映画・ドラマ探索紀行
映画『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス(72年)』怪獣がいて、ボクがいてキミがいる世界
「おじさーん! がんばれ! 腹ペコ怪獣ダイゴロウのために!」 「すまないなぁダイゴロウ! 予算の関係で今日からまた一杯、減らさなきゃならなくなったんだ。 とにかくでかくなりすぎたんだよお前。」 風の唸りに フと目を覚まし 不吉な夜の流れ星 腹をすかした ダイゴロウ いつか戦う時... もっと読む
市川大河の映画・ドラマ探索紀行
OVA版『ワイルド7(94年)』歴史を黒く塗りつぶせ!【後編】
古今東西、オタクという存在は「作品」と共に「世界観」や「設定」をこよなく愛する。 それは全てが連結して存在性を構成しているからでもあるが その設定の中には、作品内で明記されていないケースも少なくない。 しかし、作者の逸話や作品の端から、ファンはそこに流れている設定を嗅ぎ取り汲み取り 作品の... もっと読む
市川大河の映画・ドラマ探索紀行
OVA版『ワイルド7(94年)』歴史を黒く塗りつぶせ!【前編】
筆者にとって「70年代を象徴する漫画を3つ挙げろ」と言われたら 躊躇も文句もなく『トイレット博士』『侍ジャイアンツ』と共に このアニメの原作漫画『ワイルド7』を挙げるだろう。 いや、筆者にとっては狩撫麻礼原作の『迷走王ボーダー』と共に 『ワイルド7』が人生の教科書だったと言っても過言では... もっと読む
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『海のトリトン(72年)』DVD単位 「いつか書くかもしれない富野由悠季総論の序章にして」(前編)
『海のトリトン(72年)』DVD.1『海が呼ぶ少年』から『行け、南の島』まで。 原作は手塚治虫、総監督は後に『機動戦士ガンダム(79年)』で 映画史にまで名を残すことになった富野由悠季氏の初の総監督作品。 富野監督自身が述べているように このアニメは原作の『青いトリトン』が新聞連載で 半端... もっと読む